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企画

NPO法人企画on岡山では、『継続するためのシステムの構築』と『新しいあそびのデザイン』の二つの作業をしている。この2つを生み出すことを「企画」と名付ける。

◑4つの企画

①目的と方法を明確にする

目的は、公共施設を市民に取り戻し活動の拠り所にするため。小学館日本語新辞典によると[目的/抽象的な、質的な最終的なめあて]なので、抽象的に表現して

~ホールを原っぱにしてあそぼう~となる。

 

この目的を実現するには、「公共施設、市民、拠り所」のキーワードを取り入れた方法が必要になる。

[方法/全般的な計画的なやり方]なので、方法は全般的な

~市民がチームを組み、公共施設を拠点にし、毎年決まった期間で中規模な企てを実践する~となる。目的とあわせると5W1Hの要素で成り立っている。

*5W1H(AIによる概要):物事を論理的に伝え、情報を過不足なく整理するための基本的なフレームワークです。When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)の6つの要素で構成されます。

②集団図を創る

この方法を執るためには、それを担う集団が必要となる。最初、身近で舞台づくりに必要な方々が集まってスタートをした。そこから、チームづくりに必要な方々(事務など)がじょじょに集まってきた。

7年目の節目に定款の目的(方法も含む)を変更し、再スタートを切り、10名から倍の20名を超える集団となった。会員は「市民でチームをつくる」人が条件だから、17歳から85歳までの全世代の人が集まってきた。逆に、自称プロとか裏方のミニ集団の人たちは去っていった(同世代や同質性の人々が集まれば、得てして内向的になり、その分過剰なエネルギーが溜まっていく。それは集団を維持するには不要なもので、そうでなくても舞台づくりは過剰なエネルギーが派生していく)

「集団のあり方」を共有するには、「集団図」が分かりやすい。どのような集団図にしていけば、変容していく人間が作るゆえに揺れ動く集団にならなくて済むのか。なおかつ、束縛されたものではない、自由な関係の集団になるのか。

 そして、集団の維持には欠かせない「お金の循環」についても企画が求められる。(お金がないからできないのではなく、循環システムがないからできない)

③お金(助成と寄付)

 法人の活動内容や規模からして、企業や個人からの寄付が望めない以上、会費(25万円)をベースに、参加費とチケット収入と助成金で年間350万円の活動を行っている。

(A)助成金を得るだけの「ことばの質」を高める。質の高い論理的なことばで総論を構築し、その上で助成金を支給する財団等のねらいのことばと重ねて書き上げる。そのことで、財団等とはパートナー(お互いの限界を助ける)との関係になる。

(B)NPO法人で助成金申請をする場合は、申請書の項目に「企画費」を書く。本来、提出する収支予算書の最初の項目は「企画費」である。なぜなら、ここに記しているような作業があって助成金に値する公共的な企てが生まれるからである。現在、残念ながら「企画費」という項目がないために(理由は不明)、「その他」の項目に記す。

(C)助成金は、大半の場合は活動費として出されることになっている。したがって各実行委員会で申請する。委員会は実施の数か月前に設立され、後始末が終わると解散する。解散時にお金が不足した場合にだれが責任を負うのか、逆に余剰金が出た場合に誰が蓄積するのかが難しい団体である。そこで、法人である「企画on岡山」に不足した時には助成を要請し、余剰金が出た場合には寄付を申し出る。

(D)会員がスタッフ(活動中の舞台製作か事務か)として得た謝礼を法人に寄付することも取り入れている。個々の経済状況や年齢が違うために一律ではなく、寄付するかどうかは個々の判断においてなされる。

(E)支出では「人件費:1/2、場所代:1/4、その他1/4」の割合とする。予算書・決算書の金額の横には、全体の何%かも記す。人件費がこれだけで治まるためには、

関わるスタッフ等の方々と「お願いする、される」の関係ではなく、NPO法人の活動に賛同してくださるかの関係を築きながら企てを実践していく。

④新しいあそびのデザイン

 ヒラメキは「場所」と「時間」から生まれている。その場に立って(座って)、その特質に目を向けたり発見したりして場をあそぶ。(ホールもよく見れば、様々な特質を有している)。あるいは豊かな文化の土壌である「過去」に目を向ける過去をあそぶ。(だれにでも、幼いころにあそんだ記憶を有している。)

ひらめいた人は自由に思いつくまましゃべる(企画の場は4人以内)。丸テーブルの真ん中の空中にそのひらめきを浮かして、聞く人は枝葉を気にかけて先回せずに、面白さを拾ったり自分がひらめいたりしことを注入し、配合していく。こうして芽が出てくる(アイデア)。

そこから、目的(幹)にそって整理していき(実施要項)、必要なスタッフといった枝を整えていき、情報宣伝やお金といった葉っぱをつけて、最後に実施する(実をつける)。

樹の有する循環システムを習えばスムーズに進む。

1.自治を目指して

  • 一人の市民として、「お願いする、される」の関係ではなく、また「仲間意識」といった情緒的な関係でなく、地域における「課題」にたいして一人ひとりが当事者として対峙する意識を持ち続ける。

  • 集団は人の集合体ではなく、一つの人格を備えた「責任」と「義務」を持った融合体であり、一つの目的と方法を有し、揺れ動く個人を抱え込みながら、常に人に先駆けて成長していく。

  • 対外的には、他の組織に対して対等な関係を保つ。そして自らの「限界」と「責任」を常に認識しながら、素直に自由に言動する。あるいは場を自らが作って、得ている知恵や意思を発信し続ける。         

  • 地域の資源である「豊かな場」に集まり行う作業は、イベントという消費型ではなく、どのようなアイデアであれ、文学性、歴史性、宗教性を含んだ総合的なものである。それゆえに場所や時代を超えた普遍的なものとなり、そこに身をおけば人に変容や変革をもたらすものになる。

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